箱根で旅行すべきエリアと特徴について考えてみる

 

箱根で旅行すべきエリアと特徴について考えてみる

日本を代表する温泉地である箱根のそれぞれの特徴と行くべき人を考えてみます。
結論から言えば、

  • 湯本:アクセスが良い→初めて箱根へ行く人/温泉だけを楽しみたい人
  • 塔ノ沢:渓谷沿いの風情がある→自然を楽しみたい人
  • 宮の下:渓谷沿いの宿の景色が良い→紅葉や新緑を楽しみたい人
  • 小涌谷ユネッサンがあり、強羅も近い→観光もしたい方
  • 強羅:宿の質が良い→高価な宿に泊まりたい人
  • 仙石原:土地が明るい→気持ちよく過ごしたい人
  • 姥子:アクセスが悪い→静かに過ごしたい人

 です。

 

湯本

 箱根でもっともアクセスの良い地域で箱根の玄関口でもあります。
早川沿いを箱根駅伝でも有名な国道が走り、小田急ロマンスカーで知られる箱根湯本駅があります。

東京や新宿はもちろん、名古屋や関西方面からも東海道新幹線小田原駅を使えばアクセスできるので幅広くアクセスできる温泉地です。

 

ここは駅前にお土産の商店街があり、ここを歩いて須雲上流へ向かうと温泉宿が多くあります。
湯本は源泉の種類が多く、宿によって温泉が違うということが多々あります。
訪れる前に宿のhpなどで効能や成分を事前に知っておくと良いです。

 

箱根湯本の歴史は古く、江戸時代には 温泉地として知られていました。
また中世の鎌倉時代などにもこの湯本を訪れた京都からの旅人の記録が残されるなど、街道の要所にもなっていました。

箱根湯本は温泉を目当てにしたい方にはおすすめの場所です。
駅からもアクセスがいいので温泉に入れれば良いという人には最適です。

 

塔ノ沢

 塔ノ沢は箱根湯本から近い早川沿いの温泉地です。
ここは渓流の早川を眺める温泉旅館が多く、風情のある雰囲気を楽しめる場所です。

温泉旅館は湯本や強羅に比べて数軒しかありませんが、風情がある温泉地のため人気があります。
すでに江戸時代には多くの人が訪れたという話が残るほどの名湯でした。

 

ここは紅葉が綺麗な場所で毎年12月上旬頃には赤や黄色など綺麗な色付きを楽しめます。
箱根の中では紅葉が綺麗に見られる(ほかには宮の下)少ないスポットなので、この時期に立ち寄られるのもおすすめです。

塔ノ沢は湯本と同じく標高が高くないため、強羅や芦ノ湖周辺よりも色付きは遅くなっています。

 

目の前に国道1号線が走っているため箱根駅伝などでも見たことがある人は多いでしょう。
アクセスも良いため自動車で行くとおすすめです。

 

ただ箱根登山鉄道塔ノ沢駅からはややアクセスしにくいです。
登山鉄道の駅は山の中腹にあるため湯本駅からバスやタクシーを使った方が行きやすいでしょう。

 

宮の下

宮の下は箱根でも早川渓谷の高台に位置している温泉地です。
早川に削られた台地の上にある場所なので国道沿いには眺めの良い旅館があり、紅葉の時期や新緑の時期には美しい景色が見られることで人気があります。


ここは富士屋ホテルなどの箱根を代表する宿があるエリアです。
箱根でも歴史があり、有名なホテルですから歴史や文化を楽しみたい方は一度は宿泊されると良いでしょう。

ここは太平台や塔ノ沢と比較して、飲食店などが多いエリアです。
パン屋など若い人が訪れるお店も多いため、強羅以外のエリアとしては立ち寄りたい場所と言えるでしょう。

 

 

小涌谷

昔は地獄谷と呼ばれていましたが、明治天皇小涌谷と呼ぶようにしたといいます。
現地へ行ってみると「谷」という印象があり、塔ノ沢のようなやや暗いような印象も受けます。

 

小涌谷は箱根でも有名なユネッサンがあることで知られています。
温泉旅館も多く集まり、強羅や仙石原、湯本の次に多いのではないかと思います。

昔は小涌園という有名なホテルがありましたが、閉鎖されています。
今はユネッサンの上に天ゆうという旅館がオープンしています。

 

強羅

強羅は人気の旅館が多く、客室露天風呂付きのお部屋も多い、まさに箱根の高級旅館エリア。

強羅は箱根の客室露天風呂付き高級旅館が集まったエリアで、全国でもレベルの高い旅館が集まる温泉街です。
箱根の中では高級旅館が集まった人気の温泉地と言えます。

湯本や仙石原と並んで温泉旅館が集まっており、湯本よりも高級な宿と温泉旅館が多い印象です。
価格帯の高い温泉宿を選ぶならまず強羅から探すべきでしょう。

 

明治時代に新しく開かれた別荘地であるため、区画も整備されており、公園や美術館など観光施設もあります。
大涌谷小涌谷、仙石原方面へのアクセスも良いため、観光の拠点としての宿選びにも向いています。

 

ケーブルカーや箱根登山鉄道の終着点になっているので自動車以外でのアクセスもしやすいです。
箱根の中では湯本についで2番目の街と言えます。

 

 

仙石原

箱根の強羅に次いで別荘地の多いエリアです。
ここはその名前の通り高原のような広く開けた土地で気持ちがいい場所です。

温泉旅館やホテルも多く、高級な旅館からリーズナブルな旅館まで多く揃っています。
別荘地の区画にも旅館が多く並んでおり、やや迷いやすいことも特徴です。

 

また観光先が多いことも特徴です。
ラリックやガラスの森、星の王子様などの美術館や仙石原のすすき野原など観光も楽しめます。

 

ここは湯本方面から行くよりも東名御殿場から乙女峠を利用しての移動がおすすめです。
このルートが混雑しないため大型連休などには役立ちます。

仙石原はアクセスが鉄道での悪く、バスではやや不便になります。
できれば自動車でのアクセスがいい場所です。

 

姥子

箱根の中ではあまり聞かない名前ですが、箱根ロープウェイの終点となっている温泉地であり、温泉宿が多いエリアです。

ここは金太郎が目を癒したとされる温泉で中でも 姥子温泉 秀明館は有名。
箱根の温泉地の中では穴場であり、ロープウェイや登山鉄道を乗り継いで行く必要があるアクセスの悪さも相まって湯本や強羅よりも静かな温泉エリアになっています。

 

 芦ノ湖が近いことから遊覧船や海賊船、大涌谷の観光もできます。
また芦ノ湖スカイライン箱根スカイラインなど周遊道路もあり、ドライブにも気持ちがいい場所です。

この姥子温泉は気に入る温泉宿があれば行って欲しいエリアです。