東名高速の大和トンネルの4車線拡幅はもっと延伸したほうがいい

東名高速道路横浜町田〜海老名jctの拡幅工事がされていますが、計画を見るとさらに4車線化の延伸をしたほうが良いです。

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(画像:https://tomei-info.com/motto-kaiteki/)

 

この設計では車線変更が増えてしまい、速度低下の原因がさらに増えそうです。
東名は上りの付加車線を走っていても、3車線になる場所で合流する必要があり、ここで流れが止まります。

 

そのあとは3車線になり、流れていき、大和トンネルを超えるとすっかりと渋滞が解消されます。
この計画では上り線が大和トンネルを超えてからさらに合流があるので、これがややいまいちかと思います。

周辺道路の状況がありますが、横浜町田まで伸ばす方がやはり望ましいです。

また下り線についても渋滞をする箇所は大和トンネル前ですが、もう1つ海老名SAの入り口があります。
ここは土日の昼前には海老名SAに入れない車が路肩を低速で走るという現象が起きています。

そのため3車線の一番左の走行車線が走りにくくなったり、海老名SAに入りそびれた車両が速度を落として割り込みをしようとしたりします。

 

これが意外と危険であり、渋滞の要因にもなります。

 

東名下り線の主な渋滞は大和トンネルの手前のバス停付近(坂の頂上)ですが、以下で書くように横浜町田〜海老名間の交通供給量が少ないことが問題だと思います。

 

 

横浜町田〜海老名の渋滞の原因

東名infoによると「サグ」ということですが、それ以外にも「交通量の多さ」が原因です。

tomei-info.com

利用した方はわかりますが、横浜町田保土ヶ谷バイパスと環状16号に接続し、町田や八王子、横浜や京浜工業地帯へ向かうトラックで溢れています。
またこの付近は住宅街も多く、横浜の西部や東部、相模原や町田付近の普通車も利用します。(保土ヶ谷バイパスは日本で一番交通量が多い一般道路)

 

そのためこの区間は「もともと3車線では足りない」のです。
本来なら片側6車線くらいあってもいい道路ですが、3~4車線しかないため混雑してどうしても渋滞します。

例えば、下り線では横浜青葉〜横浜町田は3車線ですが、横浜町田から大型トラックや乗用車などが2車線分合流してきます。
ここから5車線あれば通常は流れていきますが、横浜町田〜海老名jctは3車線です。

 

つまり、3車線+2車線 = 3車線という道路供給量が不足しているのでサグがなくても渋滞します。
土日や大型連休では横浜町田から東名川崎付近まで渋滞する原因はこの横浜町田の合流に原因があります。

横浜町田の合流の問題は付加車線でやや解消するでしょうが、根本的な原因は解消されそうにないです。
この横浜町田〜海老名の高速道路供給量が需要に達していないため、今後も車線の増強や新東名(武相幹線)の海老名南jct~保土ヶ谷バイパス or 港北jctへの接続がないかぎり解消されることはないはずです。