神戸に旅行に行ったら知らないお婆ちゃんにアドバイスを貰った件について
関東から関西の神戸に旅行へ行った時の話。
その日は雨が降っていて、予定では新神戸にあるハーブ庭園に行くはずでした。
姫路から三ノ宮へ向かう新快速の中で吊革に掴まりながら
「今日は雨が降っているけどハーブ庭園に行こうか」
と友人と話していました。
普段関東に住んでいるので関西の観光地を巡ることは楽しみでした。
予定を変えるのも嫌だったのでそんな話をしたところ、目の前に座っていたおばあさんが
「あそこは雨の日より晴れた日に行ったほうがええで」と上品な関西弁で話しかけてきました。(ややあやふやですがそんな感じです)
「あ、そうなんですか..」と応えると、
続けて上品な関西弁のおばあさんが
「盗み聞きして悪いようやけど、京都や大阪に変えたほうがええで」と言った具合に返してくれました。
おばあさんは見た目は着物のような、品のある綺麗な格好をしていました。(よく覚えていませんが)
その後、友人とは新快速に乗ったまま京都へ行くことに変更し、寺院巡り。
三十三間堂、清水寺などを拝観してきました。
個人的には何だか嬉しかった。
関東じゃ話に割り込んでくるのはありえない反応だと思ったけど、それがまた新鮮でした。
関東の人は生真面目というか、冷徹というか、そんな人が多いです。(偏見ですが)
関東なら電車の目の前に座っている人の話に無関係の人が割り込むことはまずないと思ったので、関西の人は面白いなと。
「関西へ旅行してきた」と感じた瞬間でした。
道頓堀や寺社仏閣を巡る以外にも人と関わってみると、地域の違いがわかると思った出来事でした。
ただ今でもあのおばあさんは神戸の人なのか、大阪なのか、京都なのか、それはよくわかっていません。
関西の人なら微妙な訛りや言葉遣いでわかるのでしょうが、関東人としては全く区別がつきません。
どちらにせよ面白い体験をしたと思います。
新神戸のハーブ庭園はまた晴れたときに行きたいと思います。